■平成18年2月13日
JR新子安駅を降りて、京急の踏切を渡ると看板が電灯で煌々と照らされ、白い大きな暖簾がひときわ印象的な店に出くわします。
看板には市民酒蔵・・・という文字が書かれていて、暖簾をチョッとずらして店内を覗き込むと・・・
時代を感じさせる古びた酒類の広告の額絵や黒ずんだ柱と壁にずらりと並んだ一升瓶・・・昔から延々と続く老舗の酒屋さんのような雰囲気の内装・・・ガラリと引き戸を開けると右手には4人がけのテーブルが並び、左手にはカウンターのように細くて長いテーブル席・・・これぞ正統派の居酒屋!っと唸らせる店構えです。
奥の厨房には女性が数人・・・客席は髪を短く刈り込んだ清潔感のある青年が一人で注文をとり、品物をお客さんに運んでいます。
この青年、愛想はないけどキビキビしていて誠実な接客で好感が持てます。
デーブは細長いカウンターのようなテーブルに腰掛けて、生中(470円)を頼むと昔ながらの大き目のキリンの中ジョッキと小皿にちょこっと盛られたキノコのお通しが、さっと出されます。
店の奥の厨房との境の壁には黒い板に白地で書かれた品書きが並んでいるので、ざっと目を通すと、レバカツ、マグロフライ、ポテトサラダ、牛モツ煮込み、ハムカツ、鯨ベーコン、湯豆腐、南京豆、しめさば、鯵さし・・・等々・・・酒呑みの好物が並んでます。
デーブは、しめさば(420円)とレバカツ(370円)を注文、しめさばは、しっかりと締まったものでデーブ的には・・・ですが、それなりに油が乗っててウマイ、期待していたレバカツは、う〜んナカナカ!串刺しのレバカツをソースにドブンと漬けた感じに千切りキャベツが添えられ練り辛子!いいです。味も合格!とレバカツにかぶりつきながら、ホッピーを注文、氷の入ったジョッキにキンミヤを注ぎ、業務用のリターナブル瓶のホッピーが添えられて運ばれてきます。
氷の入ったホッピーなんて邪道だ!と言い放っていたデーブですが郷に入りては郷に従え・・・まあ、細かいことは抜きにしてホッピーをガブガブやりながらレバカツを平らげ、気になっていた牛モツ煮込み(420円)を注文。
運ばれてきた煮込みは、ドロリとした味噌ダレにゴロゴロとレバーや赤身スジ、テッチャンにコンニャク・・・いい感じです。
試しにコンニャクを頬張ると濃厚な味が・・・イイ!
次に赤身スジ・・・ホロリ・・・と口の中で蕩けます・・・カウンターに置かれた七味を振りかけて、飲み干したホッピーグラスをお兄さんに向かってあげながら、中身のおかわり(焼酎だけ270円)を注文、食も進むし酒も進みます!
いい店見つけた・・・と思いながら給料日まであと10日以上あるデーブは、今日このくらい・・・とお勘定を済ませました。 |