■平成17年5月
真夏でもおでんと数品の料理のみのスタイルを貫いている時間がゆっくり流れている感じのする癒し系おでん屋さんです。
仕事で伊勢佐木町に行っていた時のこと、何年も前にテレビに出ていた店が気になり行ってみました。
この店の界隈はファッションへルス等の風俗店が急激に増えた場所で全国的に有名な場所なので店に行くには客引きのお兄さんの攻撃をかわしながらのハードな旅となります。
この店は、とにかく安くて美味いんです。
先輩と僕と後輩の3人(先輩は0.1tの大物、0.08tのデーブ、遠慮を知らない最近コデブな後輩)が乗り込んで飲んで食って3人合わせて1万円でお釣りが来るんです。
他のお客さんも会計してるのを見ると、だいたい3000円以下
おでん種は全て手作りということで、関東風なのに辛すぎない出汁、寒い冬には、よく染みたおでんが美味しいですよね・・・また食べたくなってきた。
デーブがオススメする種は
ちくわぶ:個人的に大好き、よく出汁が染みてトロトロです。
野菜揚げ:野菜のさつま揚げ風でピリ辛と染みた出汁のバランス感がなんとも いえません。
つみれ:柔らかくってよく出汁が染みてます。
玉子:よく出汁が染みてしっとりとした食感
大根:あえて筋の多い大根なんだけど柔らかくってよく染みてます。
おでん以外のメニューは5〜6品、おでん鍋を囲んでコの字のカウンター15席のみで、どこからでも鍋が見えます。
夏場でもこのスタイルを貫き通してます。
山が好きで温厚なご主人とご主人を支える奥さんの話を聞きながら、週替り?の地酒か焼酎の玉露割がおでんによく合う、時間がゆっくりと流れる癒し系のおでん屋さんです。
きっと今日も古い柱時計のボ〜ン・ボ〜ンっていう鐘の音がしてるんだろうな・・・
平成16年5月2日(日曜)に店の前まで行ってみました。まだ営業しているようでしたが、今日は定休日、画像は店が閉まっている状態のものになってしまいました
■平成19年8月17日
横浜で仕事が早く終わったデーブが向かった先は・・・今やヘルス街と化してしまった曙町・・・といってもアダルトブログではありませんし、最近はめっきり、そちらの方面とは縁がないデーブのことです。
色気より食い気で、デーブは客引きのお兄さんたちをスルーしてヘルス街にポツンと1軒ある界隈では老舗の部類に入る、おでん屋さん「おでん処 美波」さんに向かいます。
デーブが高校を出て就職したころ、この界隈は、小さな飲み屋さんが軒を連ねる飲食店街でした。それが、いつの間にか怪しげなネオンが煌く全国的に有名な男性天国になっちゃって・・・当時はビックリしたものです。
お店の前にたどり着くと、周囲の状況は我関せずといったムードでマイペースで営業しているのを見て一安心。
暖簾をくぐると昭和そのものの光景が目の前に広がり、無口だけど優しさが感じられるオヤジさんと、優しい笑顔が自然な女将さんが迎えてくれます。
カウンターのみ15席程度の店内は、お店入り口に面したカウンターの一等席の正面に使い込まれ磨きこまれた銅製のおでん鍋が鎮座し、その前の席は禁煙なので、一等席を避けて陣取ります。
定番の「おでん」と「茶飯」以外のメニューは5〜6品+焼き魚、夏場でもこのスタイルを貫き通してます。
歩いて汗をかいたカラダにいきなり、おでんは厳しいかな・・・と思って、生ビール550円と「たまねぎのツナ和え」400円を頼みます。
ちなみに、このお店、お通しは、ありません。
生ビールはサッポロ黒ラベル生・・・サッポロ党のデーブには嬉しい限りです。
冷たいビールで一息ついたところで、カウンターから身を乗り出すようにしておでん鍋を覗き込んで、大根、がんも、つみれを注文。
いずれも手作り感の高い吟味された素材という感じですが・・・お値段は安心価格なので心配要りません。
「がんも」も「つみれ」も「大根」も、おでん鍋の中では濃そうに見えても、優しい味わいの「だし」がよく滲みてて旨い!
特に、大根は、だしの滲み具合と適度な歯ごたえのある柔らかさのバランスが絶妙です。
ビールをおかわりしつつ、皿に残った、だしを飲み干して、おでんもおかわりします。
再びおでん鍋を覗いて、はんぺん、玉子、豆腐を注文。
豆腐」は、豆の味が生きていて、「はんぺん」は、だしがよく滲みていて、「玉子」も、良い色にだしが滲みてます。
飲み物を、レモンサワーに変えると、またまた皿に残っただしを飲み干して、おでんを追加注文。
玉葱を丸々ベーコンで巻いた、たまねぎと、さつま揚げ
「たまねぎ」は、玉葱の甘味が正面に押し出され、巻かれているベーコンの、おでんだしとの相性は、なかなか、「さつま揚げ」は、期待に反しない味で満足です!
といったところで、そろそろ〆に・・・「茶飯」です。
この店に来たら〆は、必ず茶飯です。
優しい味わいの茶飯は、おでん屋さんのレベルがよく表わされてます。
添えられた味噌汁も、おでんや茶飯と一緒で優しい味わい。
お新香も自家製の浅漬けで、さっぱりとしていながらも優しい味わいの茶飯の良いアクセントになって食が進みます。
今日は、久しぶりだったから、ちょっと食べ過ぎたかな・・・と思っても、お勘定は3500円、昔よりちょっとだけ値上げしたかも・・・って感じても、十分良心的な価格ですよね! |